メガネの備忘録

文豪の人間関係にときめいたり、男色文化を調べたり、古典の美少年を探したりまったりワーク。あくまで素人が備忘録で運用してるブログなので、独断と偏見に満ちており、読んだ人と解釈などが異なると責任持てませんので、転載はご遠慮ください

夏目漱石・坊っちゃんは男色だった!? 石原豪人氏の読み込みが面白い「謎とき・坊っちゃん」を読む その2

 

こんにちは。メガネです。夏から『季刊男色』という冊子を編んでいましたが、3冊目の「稚児の生態」で一度休憩し、ブログの更新も頑張っていこうと思います。

さて、私はイラストレーターの石原豪人氏が好きなのですが、絵だけでなく文章や発想も大好きです。
前回ブログで石原豪人氏の男色視点の坊ちゃんを紹介しましたが、今日はその続きです。

 

todoroki-megane.hatenablog.com

赤シャツに坊ちゃんが一目ぼれ?

石原豪人氏によれば、赤いシャツはホモの方が着るやつだそうです(令和は知りません)。また、他のキャラに比べて、赤シャツの描写が多いのは坊ちゃんが赤シャツに惚れてしまったから、という好きな人には言葉数多くなるオタクみたいなこと書いてる…、とほほえましくなりました。

 

最初の下宿は愛の場所

坊ちゃんが山嵐に紹介されて下宿にした「いか銀」。そこはやおいの香りする(表現が古い)ホモ宿だったとバッサリ描き切る石原氏がすごいと思います。
いか銀の亭主はホモを見抜く慧眼の持ち主で、奥さんはウィッチと坊ちゃんは思い、そこから女形だったに違いないと、推測。
いか銀は骨董屋なので、亭主が坊ちゃんに骨董をすすめてきますが、この骨董も、衆道の誘いだったという見方をされ、もう何信じたらいいかわからないです、石原先生。


ここまで読んで、おなか一杯になってきたので、あったら次回に続きます。
誰かこの本読んで、語ってほしい…。