収集した林月光(石原豪人) 月光仮面劇場・天狗劇場のまとめページです
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2025年1月12日のインテックス大阪でのイベントに
ツイッターでお世話になっているフォロウィーさんが出ると云うので、
軽い気持ちでインテックス大阪まで足を延ばした。
実に8年ぶりぐらい…?
電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、途中満員電車に揺られながら、
志を同じくする猛者が一つ所に集まる高揚感にあおられつつ、
現地に着くと、カタログ購入は任意で、入場券を買い、
待機する場所もそれぞれ行きたい号館ごとに分かれていて、
入場がとてもスムーズ。
昔はあったかどうかわからない、コスプレイヤーさんたちの
華やかな姿に感嘆しつつ、目当てのサークル様へ。
無事挨拶できてよかったです。
商業のお菓子販売ブースができていて、
財布のひもを緩めついうっかりお菓子をたくさん買ったことは、
まあ、秘密ということもないので、ここに記しておきましょう。
昔は昔今は今。
その時代に合わせてスムーズに、変わっていくもの。
それでもいつもまでも変わらない、インテックス大阪に集う人々の心意気とか、
すごいなぁなどと考えながら、イベント会場を後にしたわけです。
めでたしめでたし。
今年は調べ物のほかにこんなブログもたまにはいいよねと公開していきます。
猟奇訪問 女装の美少年ジュリアリンダ会見記
季刊男色、怪奇雑誌編を編むにあたり、原稿草稿をポチポチ公開していきます。
猟奇訪問 女装の美少年ジュリアリンダ会見記
『怪奇雑誌』1951年8月号 高澤與志夫
ストリップ全盛時代、日劇小劇場に突然すい星のように現れた女装の少年ストリッパー、ジュリ・アリンダ17歳。どうみても二十一二の美女にしか見えない。
洋舞が得意で、今まで進駐軍の慰問を専門にしていたが、「園はるみ」と仲良しで、彼女に話を持ち掛けられ、日劇小劇場に出るようになった。
生まれはブラジルサンパウロ。7歳で来日。両親は外国で叔母の家に身を寄せているが、顔が真っ黒で、背が小さいパトロンがいる。パトロンとは一緒に寝るが何もない。パトロンが戦争であれをなくしてしまったためだ。
男からも惚れられ、女からも追い回される彼の性自認は男で、女が好きだという。
パトロンと一緒にアメリカに行き、踊りを勉強して、日本に帰ってくるという彼。その時には長い髪を切って、さっぱりした男になって。と続ける。
家族のことは多く語りたがらない。兄は特攻隊で死に、母は上海にいるらしいがはっきりわからないそうだ。
芝居もやらされるがあまり上手ではないことを本人も自覚し、踊りだけで生きていきたいという。
取材した日の彼の姿は、白のブラウスに、空色のズボン、ナイロンのハンドバックに赤い色のハイヒール。彼の美しい目がいつまでも忘れられなかった――とは取材記者談。
今年もお世話になりました2024
こんにちは、2024年も残すところあと数日。
皆さま健やかにお過ごしでしょうか。
今年は、文学フリマ、京都から始まり、東京、大阪、東京と
4回も出ていました。びっくり。
それに合わせて本も作っていたので、
かなりハイペースで本を編んでおりました。
花田勇三氏の『炎と煙』復刊したり、軍ソド文献書誌つくったり、
『綿貫六助作品集』『綿貫六助随筆集』や
『泉涓太郎作品集 蠍・鬱金帳編』つくったり
もはや男色なのか…? と
ジャンルが混線している中、メガネ文庫の本を
ご購入いただいた方々には、感謝ひとしきりです。
ちょっと体力的にしんどくなってきましたので、
2025年はスローペースで本をつくれたらいいなと思います。
とりあえず、2025年の文学フリマは、5月の東京に参加予定で
(早く入金しなければ…)
ジャンルはいつもの小説|BLから、評論その他に移動し、
季刊男色の今まで出した分の補完集という名の、小咄本を出します。
(部屋を掃除していて出てきた季刊男色既刊もすこしですが、持っていく予定です)
5月の文学フリマ東京に出る前に、
今手掛けている『泉涓太郎作品集 象徴編』は通販で先行して
販売すると思われます。
今、校正しているんですが、何回やっても誤字脱字がでてきて
ちょっと泣きそう。
でも、泉氏の作品をファンの皆様に届けるべく、頑張ります。はい。
今年、メガネ文庫を愛でてくださったみなさま、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
文学フリマ東京39 お疲れ様でした&綿貫六助随筆集、泉涓太郎作品集通販のお知らせ
2024年12月1日は、東京ビッグサイトで「文学フリマ東京39」でした。
さすが天下の(?)ビッグサイト、流通センターより広い広い。
短歌エリアがすごい熱気で、流通センターだとフロアが分かれていて、あまり意識しなかったのですが、短歌の盛り上がりがすごいんだなと思いました。
メガネさんはBLブースで、泉涓太郎作品集と綿貫六助随筆集、その他もろもろを売っていたのですが、BL…? というほどでもないブロマンスさをよう伝えきれませんでした。
これは反省として次回に生かしたいと思います。
さて、通販組の皆様お待たせいたしました。
「泉涓太郎作品集」は下記でお買い求めいただけます。
A5、70頁 1000円。読みやすかろうと文字をとても大きくしたんですが、次回出すなら普通の二段組するかも。
「綿貫六助随筆集」も販売しております。
A5・36頁、500円。
綿貫六助の代表作「静かなる復讐」の後日談、「雷雨と蜩」含む、雑誌「宇宙」掲載コラム7編収録。今のところ、国会図書館などで読む手段がないのでここでしか読めません。
林月光と「坊ちゃん」
ゲイ雑誌「さぶ」昭和52年7月号に、林月光の月光仮面劇場が掲載されており、
テーマが夏目漱石の「坊ちゃん」だった。
相変わらずの美麗イラストと、トンデモ「坊ちゃん」解説に
興味深く引き込まれるのだが、
この後、「さぶ」の別冊の「あいつ」1981年凛秋9号にやはり「坊ちゃん」をテーマに
コラムを書いていることがわかり、
国立国会図書館で複写した。
林月光であるから、もちろん男色目線である。
この論を下敷きに、石原豪人名義で「謎解き坊ちゃん」が出たんだろうな。
と思うと、構想がすごいなーと感心した。
ちなみにこのブログでの掲載を忘れていた、月光仮面劇場の「坊ちゃん」は
いつもの折り畳み形式で下記に。
私信
なるみさんへ。4ページ目で、ちょっと山嵐×坊ちゃんかもしれません。
月光仮面劇場掲載「坊ちゃん」をみる
文学フリマ東京39 ブースは「か-38」です
レンコンとごぼうを素揚げしたら、
セーターを久しぶりに油まみれにしてしまったメガネです。
さて、来たる12月1日は「文学フリマ東京39」で、
メガネ文庫はBL小説ブースにおります。
新刊は、『泉涓太郎作品集』『綿貫六助随筆集』です
内容については下記記事をご覧ください。
todoroki-megane.hatenablog.com
todoroki-megane.hatenablog.com
ほかは、文学フリマ大阪で発行した本を少部数持っていきます。
いやー、人生初のビッグサイト、ぶじたどり着けるんでしょうか!