2024-01-01から1年間の記事一覧
こんにちは、2024年も残すところあと数日。皆さま健やかにお過ごしでしょうか。 今年は、文学フリマ、京都から始まり、東京、大阪、東京と4回も出ていました。びっくり。それに合わせて本も作っていたので、かなりハイペースで本を編んでおりました。花田勇…
2024年12月1日は、東京ビッグサイトで「文学フリマ東京39」でした。さすが天下の(?)ビッグサイト、流通センターより広い広い。短歌エリアがすごい熱気で、流通センターだとフロアが分かれていて、あまり意識しなかったのですが、短歌の盛り上がりがすごい…
ゲイ雑誌「さぶ」昭和52年7月号に、林月光の月光仮面劇場が掲載されており、テーマが夏目漱石の「坊ちゃん」だった。相変わらずの美麗イラストと、トンデモ「坊ちゃん」解説に興味深く引き込まれるのだが、この後、「さぶ」の別冊の「あいつ」1981年凛秋9号…
レンコンとごぼうを素揚げしたら、セーターを久しぶりに油まみれにしてしまったメガネです。 さて、来たる12月1日は「文学フリマ東京39」で、メガネ文庫はBL小説ブースにおります。 新刊は、『泉涓太郎作品集』『綿貫六助随筆集』です 内容については下記記…
こんにちは。メガネです。 文学フリマ東京39のもう一つの新刊は『綿貫六助随筆集』です これは年の初めに入手した雑誌『宇宙』というものに綿貫が随筆を幾篇か寄せていて、これも自分一人で持っているのも何なので、文字起こしして本の形にしました。作品は…
こんにちは、メガネです。男色文献の師匠と呼びたいO氏に泉涓太郎氏の作品がいいですよと聞き、「るさんちまん 3号」という雑誌に掲載のあった「紫縮緬のもえる町」という作品を読んだらその爛熟した果実ような耽美な言葉選びと吸いこまれるような文章表現に…
残暑お見舞い申し上げます。 最近は文字起こしが楽しく、文字起こしばりぐっどくんで文字を起こしては二度三度修正する、というルーティンで過ごしています。 さて、9月8日(日)に開催の、文学フリマ大阪のブースが確定しました。「しー05」です。今回はBL…
あっつい日々が続きますが、皆さま元気でお過ごしでしょうか。メガネさんは一足早い夏休みでした(平日3日間と土日)。 (明日会社行ったら仕事たまってるんだろうなあ…おそろし)宝塚歌劇でベルサイユのばらフェルゼン編を見たり20年ぶりに教習所へ行って、…
こんにちは、メガネです。資料がパソコンの前に山積みになっているので、 スキャンするなりなんなり処理しないといけないのですが、いまいちやる気が出ず、料理したり突発的に外出したりしておりました。 Twitter(現x)をご覧の方はご存じかと思いますが、…
どうも、メガネです。最近ベトナムから林月光の記事が読まれているらしく、 何が琴線に触れているのだろうか、とドキドキしております。 さて、雑民の会が出した雑誌『ザ・ケン』に福島次郎氏の作品が掲載されていることを以前話題にしました。で、『ザ・ケ…
花田勇三氏の『炎と煙』書籍化作業は、昨年11月からの文字起こしと裁定制度との戦い~今年5月の文学フリマ東京と通販での販売でもって、いったん自分の中で終わったようなものなんですが(まだまだ在庫ある)。 todorokimegane.booth.pm todorokimegane.boot…
月光天狗劇場 1987年(2月号・5月号欠) この文字をクリックして、画像を見る 1987年1月 1987年4月 1987年6月 1987年7月 1987年8月 1987年9月 1987年10月 1987年11月 1987年12月 国立国会図書館蔵
こんにちは、メガネです。2024年5月19日(日)は文学フリマ東京38でした。今回は男色の調べ物は出さずに、私が勝手にドエモイドエモイと騒いでいる軍隊ソドミア小説『炎と煙』の薔薇族編・さぶ編とまた、京都で出した綿貫六助作品集を出しました。軍隊を舞台…
ようやく重い腰を上げ、綿貫六助の随筆の文字校正を始めましたが、OCRがうまくいってなくて、多分二度三度と校正をかけないといけないやつです。先は長そうです。 気が付けば来週は文学フリマ東京38です。今回は200ページ越えの本があり、カートに乗るか心配…
薔薇族目次 1981年1月~1981年12月(途中抜けあり) この文字をクリックして、画像を見る 国立国会図書館蔵
こんにちは。メガネです。口唇ヘルペス放置していたら、どんどん体調不良になってようやく塗り薬を塗り始めました。軽い症状でも放置はよくないですね。さて、2024年5月19日(日)文学フリマ東京38のhttps://bunfree.net/event/tokyo38/ブースが決まりました…
ふと、ヤフオクで、林月光氏の名前調べたら、SM雑誌がたくさん出てきたので、雑誌名と記事名控えてたら結構な量になりました。 その供養です。しかして、SM雑誌の小説のタイトル、雅なものが多くて言葉遣いに感心します。 雑誌名 巻号 記事名 発行年 SM fan(…
薔薇族目次 1979年3月~1980年12月(途中抜けあり) この文字をクリックして、画像を見る 国立国会図書館蔵
色々難航してますが、まとめられたら冊子にしたい。 「軍服の男娼たち」 真相実話 1949年5月号 1949 真相実話社 平野斗史「男色部隊」 怪奇雑誌 1951年10月号 1951 創文社 諸井紋多「二人の男に惚れられた男娼」 奇抜探求 1952年8月号 1952 不明 赤坂慧「兵…
">最近鬱気味で、やりたいことも見つからず、もやっとしていたんですが、(その過程で団鬼六『花と蛇』に手を出して大変なことになった)ふと、今持ってる、軍隊ソドミア小説資料を岩田準一氏の『男色文献書誌』よろしく、『軍隊ソドミア文献書誌』としてま…
何がきっかけで調べ始めたのか、とんと忘れてしまったが1970年代の『薔薇族』を調べている中で、花田勇三という作家に出会った。 何せ読者からべた褒めされている。やややと思い、当該作品を国立国会図書館に複写で申し込んだ。タイトルは「素っ裸の鬼たち」…
感想を書こうとしながら瞬く間に2月が去っていきました。寒い日々が続いていますが、皆さんお元気でしょうか。 さて、軍隊ソドミア小説おいしいとあっちこっちで騒いでいたら1980年代の薔薇族やさぶにも掲載があるし、アドンやサムソンにも載っていますよと…
怪奇雑誌(1)『怪奇雑誌 1949年2月号』狒々親爺行状記 櫻井としこ殺人請負業者 的場利吉人間変造綺譚 木島江渓猩々の妻になった女 及川正三郎猟奇座談会 未亡人の性生活を探るものすごい女房 齊藤喜助恋愛就職戦術 秩父甚次郎暗がりの恋は甘く 南條哲夫妙…
感想をたくさん書きたいと言いながら、思考もまとまらず、2月も半分を過ぎました。いかがお過ごしでしょうか。福島次郎氏の男色小説を探そうキャンペーンを意地になってやっています。見つからないとわかると、余計に探したくなるのなんででしょうね。さて、…
福島次郎と云えば、少年愛のイメージが強いですが(バスタオル有名ですね)、私の中では淫月などに見られる老年愛のほうがグッと心に来ておりまして、平成の綿貫六助と勝手に呼んでいるくらい。で、ちまちま同人雑誌に福島次郎が書いた作品を集めているので…
ブログを書こう書こうと思っていたら、1月末に突然コロナにかかり、臥せっておりました。手洗いマスクしていたんですが、消毒が足らなかったのかな…。 今は咳と戦っております。毎度なにかと戦っている気がする‥。 さて、教えていただいた軍隊もののゲイ映画…
こんにちは、メガネです。文学フリマ京都に初参戦。 知り合いがいない中、どうなるの私―! と思っていましたがフォロワーさんが遊びに来てくれたり、興味を持ってブースに遊びに来てくれた方がいたりとなかなか楽しいひと時を過ごしました。かかわってくださ…
まえがき 2022年。近代男色文学、もしくは近代少年愛文学が好きな人間にとって画期的な文庫が出た年であった。中公文庫から刊行された『給仕の室-日本近代プレBL短篇選』によって、今まで読むことが困難だった男色小説(中公文庫の言葉を借りるなら近代プ…
私が捕捉している林月光のお仕事で、『さぶ』の月光仮面劇場は1997年3月で連載が止まっている。代わりに、1997年9月~1998年2月にBadiの挿絵小説をされていました。たぶんこれが晩年のお仕事ではないかと思います。 ※2024年7月18日、97年12月号と98年1月号追…
軍隊ソドミアレコード第2回は、会員制雑誌『ADONIS』に掲載のあったものを紹介。なお、『ADONIS』はゲイ雑誌で、三島由紀夫や中井英夫などが変名で小説を投稿していたことで有名。私はあまり詳しくないので、ネットなどで調べてください。 会員制ゲイ雑誌に…