メガネの備忘録

文豪の人間関係にときめいたり、男色文化を調べたり、古典の美少年を探したりまったりワーク。あくまで素人が備忘録で運用してるブログなので、独断と偏見に満ちており、読んだ人と解釈などが異なると責任持てませんので、転載はご遠慮ください

ソドミア

薔薇族目次 1981年1月~1981年12月(途中抜けあり)

薔薇族目次 1981年1月~1981年12月(途中抜けあり) この文字をクリックして、画像を見る 国立国会図書館蔵

薔薇族目次 1979年3月~1980年12月(途中抜けあり)

薔薇族目次 1979年3月~1980年12月(途中抜けあり) この文字をクリックして、画像を見る 国立国会図書館蔵

軍隊ソドミアレコード第1回 カストリ雑誌の記録

軍隊における男色(ここでは軍隊ソドミアと呼んでいるので、以下では軍ソドとする)が本当にあったかどうかはわからない。 ただ、軍隊生活の中にソドミアがあったという、記録だけが、終戦後、カストリ雑誌などにぽつりぽつりと見受けることができる。そのす…

シチリアサマ―見た感想

家の中がごたごたしていて、映画に行く機会がなく、蟻の王とゲ謎を見逃してるんですが、シチリアサマーは何とか観に行けたので、備忘録。 movies.shochiku.co.jp 映画は1982年に起きた実話をもとに作られたそうで、ネタバレ見てから云ったんですが、ネタバレ…

『奇抜探求』1952年8月(秘本探宮悦楽号)「二人の男に惚れられた男娼」

カストリ雑誌にソドミアはいねがーと、なまはげスタイルで生きております。メガネです。 『奇抜探求』1952年8月(秘本探宮悦楽号)を入手しまして 「二人の男に惚れられた男娼」という記事が面白かったので紹介をば。 ちなみにペデさん(BLで云う所の攻め…

林喬一郎「外道の夜」読切ロマンス昭和27年8月号掲載でした!

叶誠人氏の「軍隊と男色」を読み返していて、「君の名は」ばりに戦火をかいくぐって再会するロマンス小説、林喬一郎氏の「外道の夜」という作品があるということで、なんとなくずっと探していたんですが、昨日偶然たまたま見つけました天啓かな、これ。奇譚…

森鴎外「青年」あらすじのようなもの

主人公・純一はY県から上京し、当時流行した文学にかぶれ、自身もそうした作家になりたいと考えていた。幸い実家が裕福で、生活には困っていなかったが、作家になりたいと言いながら書くのは日記ぐらいで、後は友人に誘われ、サロンに行ったり、そこで出会…

犬養健の作品について

犬養健「雲」 大学の文科の学生が集って「雲」という同人誌をつくっていた。仲間のうち、井出だけが原稿を出せずにいると、井出の友人が書きかけの小説があるはずだという。それは、彼がいた寄宿学校についてのものだった。井出は八年制の寄宿学校に在籍、そ…

石西武雄「ノガミ物語」あらすじのようなもの

主人公・草間はソドミアであることを自覚し、それが花開いたのは大学の先輩・佐山と恋仲になったからだった。が、佐山は戦死する。戦後、上野をさまよう草間は、警察官・宮木に補導されるが、画家志望で樺島画伯を訪ねたいと告白すると一夜の安全な宿を紹介…

最近嬉しかったこと

思考の大半が新しい仕事に慣れることに費やされているので集めた資料をまとめる意欲がなかなかわかず、Twitterを見るだに、絵や小説や評論などを展開している方をほほー! すばらしー! と眺める日々です。 最近嬉しいのは、軍隊における男色事情を私が勝手…

「お兄さんの日記」(桃源郷17号)

(noteにも同記事を掲載しています) 世の中いろんなソドミア小説があるんだーと最近しみじみ思うのですが、東京大空襲を舞台にしたソドミア小説が存在したことを知り、ジャンル深いなと思いました。タイトルは「お兄さんの日記」桃源郷17号掲載。初出はADON…

季刊男色 軍隊ソドミア小説選

(なんとなく期間限定で公開することにしました。たぶん突然消えます) この本では、軍隊における同性愛を扱いますが、戦争を美化する意図は毛頭ありません まえがき 日本軍隊をテーマにしたBLは私が学生だった二十数年前、ほとんどみあたらず(仮想軍隊物は…

戦場のメリークリスマスをみて

昨年、薔薇族から始まり、さぶ、奇譚クラブ、風俗奇譚、その他のカストリ雑誌から軍隊におけるソドミア(現在でいうところのゲイやホモ)を扱った作品を軍ソドと称して、愛でていた経緯があり、その最たるものとして有名だった、映画「戦場のメリークリスマ…

映画「エゴイスト」見ました

映画「エゴイスト」見てきましたー。 egoist-movie.com 以下感想。そしてネタバレも防ぐために文章でははじめてのウェブフランスとじです(なんだそれ)。 この文字をクリックして、続きを見る 「エゴイスト」は映画化決定の話をSNSで見かけて、なんとなく興…

『風俗科学』1953年8月号(創刊号)からソドミア抜粋

冬になったせいか、手荒れがひどいメガネです。でもクリームを塗ると、パソコンのキーボードが汚れる…とためらってしまいます。 さて、芦立鋭吉にはまり、そのまま、戦後カストリ雑誌沼に足を踏み入れて、これはまずいな…引き返すなら今かも…となりつつ、当…

薔薇族56号(1977年9月号)~73号(1979年2月号)目次

林月光氏の女装子ちゃんにほれぼれしていますが、相変わらずの薔薇族目次です この文字をクリックして、画像を見る 国立国会図書館所蔵

薔薇族44号(1976年9月号)~55号(1977年8月号)目次

こんにちは。メガネです。 初期の練熟期といいますか、豊作が多い印象です。 というわけで今回も目次をどぞー。 この文字をクリックして、画像を見る 国立国会図書館所蔵

薔薇族33号(1975年10月号)~43号(1976年8月号)目次

こんにちは。メガネです。 薔薇族の目次も1975年代に突入、 気になる「八雲麻生」さんの名前がちらほら。 今度複写チャレンジしてみようと思います。 さて、いつものフランスとじで 目次をお楽しみください この文字をクリックして、画像を見る 国立国会図書…

薔薇族17号(1974年5月号)~32号(1975年9月号)目次

こんにちは、メガネです 残暑お見舞い申し上げます 薔薇族の目次が届きましたので、いつものフランスとじで この文字をクリックして、画像を見る 国立国会図書館所蔵

薔薇族1(1971年7月)~16号(1974年4月)目次

こんにちは、メガネです。調子に乗って、アイスを2個食べたら翌日おなかを壊しました。皆様もお気を付けください…(年か…)。さて、薔薇族の読みたい作品の検索が地味に面倒くさいので、軽率に目次取り寄せちゃお! と複写依頼をかけたらすんなり届きました…

薔薇族1976年04月号木村べん「アイドルを狙え」がちょっと斜め上だった話

大暑もすぎ、暑さでばてておりますが、皆様は夏に負けずに元気でいらっしゃいますでしょうか。メガネさんは懲りずに国立国会図書館複写アタックをしているのですがその中で木村べん氏の漫画を見つけたので一つご紹介。 薔薇族に木村べん氏の漫画が掲載されて…

さぶ1977年2月3月号 麻耶純夫 「江戸役者」の紹介

我らが褌フェチ先生こと麻耶先生は大体江戸時代ものが多いのですが「江戸役者」もその一つ。 歌舞伎俳優の業を描いた作品です。駆け出し役者の男之助と雪三郎(名前からして意識してますね)は桜姫東文章の権助桜姫役であたり役者に。二人も互いを意識して、…

薔薇族76号の「鹿になった少年」が童話調でエモい

こんにちは、メガネです。コロナさんが急激に増加しているので、夏の予定も立てられなくなりました。わっしょい。まあ、季刊男色「軍隊ソドミア小説選」の編集とソドミア小説読んでひたすらエモいエモいいうてるだけで夏が終わりそうです。 さて、ツイッター…