メガネの備忘録

文豪の人間関係にときめいたり、男色文化を調べたり、古典の美少年を探したりまったりワーク。

BL

『口紅 美しき軍医の一生(1)/川端新/実業之日本社』の感想

『口紅 美しき軍医の一生/川端新/実業之日本社』の感想を。 口紅 美しき軍医の一生(1) (リュエルコミックス) 作者:川端 新 発売日: 2021/05/20 メディア: コミック 【あらすじ】モダンの風が吹く大正時代を舞台に描く、美しくも儚い軍人たちの物語。 時は大…

雑誌さぶ 1986年10月号 林月光(石原豪人) 月光天狗劇場 肉体の門

雑誌さぶ 1986年10月号 林月光(石原豪人) 月光天狗劇場 肉体の門です。一つは、生徒を高校の演劇で、切支丹の弾圧をテーマにした先生のお話。劇の内容(脚本)は誉められましたが、実は先生は生徒たちにSMしたかっただけという…。もう一つは、年上の男性に…

雑誌さぶ1986年09月号 林月光(石原豪人)月光天狗劇場 燃えろ! 赤ヘル

雑誌さぶ1986年09月号 林月光(石原豪人)月光天狗劇場より燃えろ! 赤ヘルです1970年代の仮面劇場に比べ、1980年代の天狗劇場は、なんだかよりリアルになっている気がします。文字数も多いですしね。時代かな。読者投稿から、二人の少年のお話。ヤクザと付…

雑誌さぶ1977年10月号 林月光(石原豪人) 月光仮面劇場 盗春

雑誌さぶ1977年10月号 林月光 月光仮面劇場より盗春です大学の事務員の木下と大学生の星は仲良し(いたすぐらいの)、ただ、星を通じて、木下と拳一が出会い、木下は家庭教師として、拳一に勉強その他もろもろを教えます。星はもちろんジェラシー。拳一の大…

雑誌さぶ 1975年09号 林月光(石原豪人) 月光仮面劇場 いく夜重ねて

雑誌さぶ 1975年09号より、林月光 月光仮面劇場「いく世重ねて」です。旦那にかまってもらえない奥さんが、若い歌手(男)に手を出して、何故か若い歌手の方が旦那に責められ(間男だからか)、実は怒ったのは、旦那さんの方が若い歌手にぞっこんだったから…

BL(男色)の香りがする狂言「老武者」「八尾」「文荷」のご紹介

いくつか、男色(BL)臭のする能の演目を紹介しましたが、先日参加した若衆研さんの講座で狂言にも男色の香りがする作品を教えてもらったので、紹介します。 稚児を取り合う若衆と老武者が…「老武者」 高貴な身分の稚児がお忍びで藤沢の宿に泊まったところ、…

1979年7月号さぶ 林月光 月光仮面劇場 朱に交われば

こんにちは。メガネです久しぶりに雑誌さぶを入手しました。載っていましたよ、林月光氏による月光仮面劇場! 朱美という少年について、 彼をモデルに彫刻を作る彫刻家、新聞配達の猛少年、朱美自身によって語られるというお話です。 この文字をクリックして…

能といえば世阿弥! 世阿弥について知りたいときに読みたい「秘すれば花(大竹直子)」「ぜあ(雨瀬シオリ)」「華の碑文(杉本苑子)」の紹介

こんにちは。メガネです。能とプロレスを扱った壮大な家族の話、ドラマ「俺の家の話」でも出てきた、世阿弥。能の創始者の父、観阿弥と並んで有名ですが、名前だけ先行しすぎて、世阿弥ってどういう人だったんだろうか…。と悩まれる方もいらっしゃるかも。実…

私の愛が相手を殺す? サディスティックな近代BL 日下諗「給仕の室」

こんにちは。メガネです。以前、芥川龍之介のSODOMYの発達(仮)を紹介しましたが、情報源の清家雪子先生の漫画『月に吠えたンねえ1巻』にはほかの近代文豪ブロマンスも紹介されていてですね、そのうちの一つが日下諗「給仕の室」です。 月に吠えたンねえ(…

1976年3月号 さぶ 林月光 月光・仮面劇場「双魚」

こんにちは。林月光氏を追い求めすぎて雑誌さぶにまで手を出し始めたメガネです。目標はネットに落ちていた、「今昔男色寺」の元ネタにたどり着くまでですが、並行して、林月光氏が読者投稿から起こした「月光・仮面劇場」の収集も行っていこうと思います。…

僧侶と稚児との男色を主題とする稚児物語の代表作『秋夜長物語』 感想

BL

(メトロポリタン美術館より) ストレス過多で情報量の多い本が読めないのですが、お伽草子に収録の「秋夜長物語」はスルスルと読めたので、その感想などを。 お伽草子 (ちくま文庫) メディア: 文庫 【あらすじ】西山の瞻西上人、もとは比叡山東塔、勧学院の律…

芥川龍之介のボーイズラブ(?)作品 SODOMYの発達(仮)について

近代文学にひっそり潜む男色。 先日読んだ、清家雪子先生の漫画『月に吠えたンねえ(1)』のなかで、近代文芸の男色文化の説明があり、その中で紹介されていたのが、芥川龍之介の『SODOMYの発達(仮)』です。 かなり直球な作品で、性的行為や身体描写がロー…

江戸川乱歩、堀辰雄、川端康成、中井英夫、山崎俊夫、折口信夫、稲垣足穂ら男性作家による少年が少年を愛する物語『少年愛文学選』なるものが出るそうです

BL

文豪のBL作品を以前紹介しました todoroki-megane.hatenablog.com この記事で紹介したほかにも、これってBLの香りがする…。という作家の作品がありますしかし、全集などに収録されているだけで(しかもその全集が古本でないと入手できない)単発では出てなか…

ブロマンスからトランスセクシャルまで、いろいろな耽美ジュネがやばい 新潮文庫『特別な友情―フランスBLセレクション―』から私的おすすめ3選

こんにちは、日々萌を探しているメガネです。 Pixivで好きな絵師様の絵を見ていたら、出会ってしまった『特別な友情―フランスBLセレクション―』。 https://www.shinchosha.co.jp/book/204513/ ランボー、コクトーなどの小説・詩から美味しいところだけを抜き…

「推しの尊みが過ぎる!」全訳 男色大鑑歌舞伎若衆編 私的萌え話ベスト3

急に秋が深まり、服装難民のメガネです。みなさまいかがおすごしでしょうか? メガネが個人的にプッシュしております男色大鑑、 とうとう、とうとう、『全訳 男色大鑑 歌舞伎若衆編』が出版されました!(メデタイ!) (版元ドットコムサイトより引用) 作…

文豪作品は邪推して読め! 江戸川乱歩、太宰治…絶対読むべき近代文学BL作品、3選

高校の、部活動から卒業する先輩の、ホワイトボードへ書かれた最後のメッセージが、「夏目漱石の『こころ』は邪推して読め!」だったことが強烈に記憶に残っているメガネです。 その後、先生とKの関係をどう邪推するか、友人と盛り上がったことも思い出しま…

『百と卍』『雪と松』...この、江戸BL漫画が熱い! 読んでおくべき江戸BL漫画3選

BLを過剰摂取しすぎて、しばらく遠ざかっていたのですが、 男色大鑑から、江戸BLが熱くなり、 またBLに戻ってきてしまった、メガネです。 卒業していった友人たちは、出戻ったりしていないだろうか…。 さて今日は、私を沼へと呼び戻した江戸BL漫画で、 秀逸…