メガネの備忘録

文豪の人間関係にときめいたり、男色文化を調べたり、古典の美少年を探したりまったりワーク。あくまで素人が備忘録で運用してるブログなので、独断と偏見に満ちており、読んだ人と解釈などが異なると責任持てませんので、転載はご遠慮ください

私が男色文化にハマる10の理由

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由

 

こんにちは。メガネです。はてなブログ10周年特別お題に乗っかって、記事を書いてみようと思います。テーマは「私が男色文化にハマる10の理由」です。

 

①BLと距離ができた。

中学の時から腐女子で、社会人になってもBLをたしなんでいましたが、7年ほど前にはまっていたやくざと医者モノが急に愛せなくなり、BLと距離を置くことに。なんでBLが好きなのか、立ち止まってしまいました。

②江戸BLに出会った

紗久楽さわ先生の『百と卍』に出会いまして、江戸時代の男色文化っておもしろいとなりました。それから『男色大鑑』に出会い、江戸の男色って実に興味深いことに気づいたのです。

近代文学BLに再びハマる

また、男色は江戸時代にとどまらずに近代文学の中にも息づいていました。芥川龍之介のSODOMYの発達のような直接的なものもありますが、だいたいはむずがゆくなるような恋心が描かれているのが魅力的。

ボーイズラブはファンタジーだけど、男色はカルチャー

BLはしょせんファンタジーです。自分の都合の良いエンディングのものを選ぶことができます。しかし、男色は文化。どうしてそうなるの!? と驚きの連続をくれます。

⑤調べると面白い

能の物語の中や稚児物語に男色の空気を探すと、歴史書を紐解くことがままあります。調べものは純粋に楽しいです。

⑥想像できない

戦後のカストリ雑誌の中の男色や、いわゆるそどみあ文学の世界は、BL脳では及びつかない世界が多く広がっています。現実は小説より奇なり。なんですね。

⑦資料が見つからない

資料が見当たらないので、その資料にいかにたどり着くか、というチャレンジが面白いです。30頑張って1つにたどり着けたらもう狂喜乱舞です。

⑧同志がいる

社会人になってからBLは一人でたしなんでいましたが、ありがたいことに、男色文化に関しては若衆文化研究会さんという団体があり、勉強させていただいてます。そこに同志がいて話が弾むので、充足感があります。

⑨私の拙い言葉に反応してもらえる

男色文化について調べたことを発表したら、レスポンスが返ってくるのがありがたいです。

⑩BLのようにずぶずぶいかず、距離をもって接することができる

最後なんですが、沼というより、客観的に距離をもって考えられるので、好きな気持ちを維持することに労力を割かなくていいというか。好きな気持ちの維持ができなくなったから、調べる方に回ったのかなという気もします。

 

男色文化、まだまだ知らないこと沢山なので、いろいろ調べていきたいです。とりあえず年内に綿貫六助どうにかしたいです。はい。