江戸BL
暑中お見舞い申し上げます(よもや7月上旬にこの挨拶をするとは思いませんでした)。 前回紹介した「社会文化史データベース ―性風俗稀少雑誌コレクション」で男色やら稚児やら若衆といったワードで検索かけていたらいろいろ出てきて、運よく『風俗奇譚』昭…
こんにちは、メガネです。心ときめく男色はいねがーとなまはげの如くなっていますが、先日読んだ『「現代語訳」賤のおだまき』の解説に載っていた、荒木田麗女という江戸時代の女流作家の書いた『怪世談』という作品集の中にボーイズラブを思わせる作品が載…
こんにちは、メガネです。黙々と林月光氏の月光仮面劇場を投稿する人になっていましたが、今日は久しぶりに本の感想など。 現代語訳 賤のおだまき (平凡社ライブラリー) 平凡社 Amazon 川端康成氏の『少年』についての考察が大変興味深いなるみさんがツイッ…
2021年6月19日は、WEB若衆研、喜雨の夜会に参加しました。個人で春画を収集、勉強していらっしゃる春画ールさんをゲストに、染谷教授と大竹先生の司会で進みました。男色大鑑は、「男色」とついていますが、当人同士の心の交流などが主に描かれているので、…
畑中千晶先生の『これからの古典の伝え方 西鶴『男色大鑑』から考える』を拝読しました これからの古典の伝え方: 西鶴『男色大鑑』から考える 作者:畑中 千晶 発売日: 2021/04/10 メディア: 単行本 男色大鑑のコミカライズの解説の依頼が来たことをきっかけ…
急に秋が深まり、服装難民のメガネです。みなさまいかがおすごしでしょうか? メガネが個人的にプッシュしております男色大鑑、 とうとう、とうとう、『全訳 男色大鑑 歌舞伎若衆編』が出版されました!(メデタイ!) (版元ドットコムサイトより引用) 作…
こんにちは、メガネです! 今日はランキングサイトなのにランキングを無視して(他のライターさんたちすいません…)、先日参加した、「若衆文化研究会秋祭り」のレポートをしたいと思います! 昨年男色大鑑に出会った時に、知ってしまった、西鶴の男色大鑑を…
BLを過剰摂取しすぎて、しばらく遠ざかっていたのですが、 男色大鑑から、江戸BLが熱くなり、 またBLに戻ってきてしまった、メガネです。 卒業していった友人たちは、出戻ったりしていないだろうか…。 さて今日は、私を沼へと呼び戻した江戸BL漫画で、 秀逸…
『好色一代男』、『日本永大蔵』…。国語か日本史の授業で聞いたことはありませんか? どちらも、江戸時代の浮世草子(今でいう大衆文学)です。 作者は、井原西鶴。『好色一代男』は、一人の男性の好色で自由気ままな人生を活写する内容が、大人気を博し、西…