メガネの備忘録

文豪の人間関係にときめいたり、男色文化を調べたり、古典の美少年を探したりまったりワーク。あくまで素人が備忘録で運用してるブログなので、独断と偏見に満ちており、読んだ人と解釈などが異なると責任持てませんので、転載はご遠慮ください

男色

2023年12月23日は「首」を見ました

今年は、ブロマンス、LGBT、男色映画が続々見れてうれしい限りです。「ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ」についても書きたいんですが、「首」の熱狂が冷めないうちに感想を。 movies.kadokawa.co.jp 映画感想サイトで酷評されている「首」。どんなにひどい…

『奇抜探求』1952年8月(秘本探宮悦楽号)「二人の男に惚れられた男娼」

カストリ雑誌にソドミアはいねがーと、なまはげスタイルで生きております。メガネです。 『奇抜探求』1952年8月(秘本探宮悦楽号)を入手しまして 「二人の男に惚れられた男娼」という記事が面白かったので紹介をば。 ちなみにペデさん(BLで云う所の攻め…

今日出海「男色鑑」、八木義徳「青頭巾」あらすじまとめ

こんにちは、メガネです。2022年12月にカストリ雑誌「風俗科学」をよんでいて、下記ツイートをしました。 橘外男「男色物語」角達也「男娼の森」今日出海「男色鑑」丹羽文雄「青い街」八木義徳「青頭巾」が男色ものらしい…調べよ — メガネ (@todoroki_megane…

日沼エイスケ『泥棒日記』こと『性の報告書 ある死刑囚の性歴』を読んだ感想

一年違う会社にいて、元の会社に戻ったら浦島太郎なメガネです。早く慣れるといいのですが…。 さて、男色について調べていた時に出会った出版したら内容がやばすぎて即発禁になった日沼エイスケ氏の『泥棒日記』という本があるのですが、調査の結果、2004年…

人間探究 男色作品リスト

雑誌『人間探究』の男色記事は以下の通り ◎昭和26年1月号(8号)天国か地獄か 男子同性愛者の集ひ 匿名座談会聞き手 伊藤晴雨 高橋鐡 蔭間考 男娼と変態性の江戸小咄 ◎昭和26年6月号(13号)男色考 ◎昭和26年10月号(17号) 天才と同性愛 対談 同性愛の秘技…

季刊男色 軍隊ソドミア編が出たら褒めてください

こんにちは、メガネです。仕事のストレスを通勤電車で読むソドミア小説で癒すという、生活を送っています(どんなだ)。少し前から薔薇族や風俗奇譚などに軍隊ソドミア小説が結構あることが分かったので、久しぶりに『季刊男色』を編もうかと、軍隊ソドミア…

久富浩司「切腹物語 花の若衆」『風俗奇譚』昭和43年8月臨時増刊号 がドエモかった…

暑中お見舞い申し上げます(よもや7月上旬にこの挨拶をするとは思いませんでした)。 前回紹介した「社会文化史データベース ―性風俗稀少雑誌コレクション」で男色やら稚児やら若衆といったワードで検索かけていたらいろいろ出てきて、運よく『風俗奇譚』昭…

麻耶純夫 雑誌さぶ1976年12月号「深川褌奇談」の感想のようなもの

こんにちは。メガネです。皆様楽しいGWを過ごされましたか?私はアニメから火がついて、久しぶりに本好きの下剋上を読み直していました。世界観がしっかりしていて面白いです。 さて、林月光氏の月光仮面劇場を収集してきましたが、同時並行でさぶ掲載のソド…

ラ・カージュ・オ・フォール2022感想のようなもの

こんにちはメガネです。 観劇は近年あまりしなくなったのですが、この作品だけは見てしまう、というのがありまして。 「ラ・カージュ・オ・フォール」という作品です。 鹿賀丈史と市村正親コンビでもう10年以上続いているゲイのナイトクラブが舞台のお話。一…

荒木田麗女という江戸時代の女流作家の男色小説のあらすじがすでにエモい話

こんにちは、メガネです。心ときめく男色はいねがーとなまはげの如くなっていますが、先日読んだ『「現代語訳」賤のおだまき』の解説に載っていた、荒木田麗女という江戸時代の女流作家の書いた『怪世談』という作品集の中にボーイズラブを思わせる作品が載…

『賤のおだまき』感想のようなもの

こんにちは、メガネです。黙々と林月光氏の月光仮面劇場を投稿する人になっていましたが、今日は久しぶりに本の感想など。 現代語訳 賤のおだまき (平凡社ライブラリー) 平凡社 Amazon 川端康成氏の『少年』についての考察が大変興味深いなるみさんがツイッ…

平賀源内の男色小説『根無草/根南志具佐』の現代語訳を見つけた話

こんにちは。メガネです。1月から職場が変わり、神経を仕事に集中させていたら創作や調べ物ができず、安易にゲイ雑誌収集に走っていましたが、いかんせんゲイ雑誌、私に刺激が強すぎました。ので、ちょっとお休みと江戸の男色を調べることに。 Wikipediaで日…

林月光挿絵の「蘭丸秘帖」の挿絵

さぶ1983年6月号掲載の、「蘭丸秘帖」というお話の挿絵が、林月光氏だったので、ツイッターにも上げましたがこっちでもあげときます。 裸成分多いので、いつも通り、webフランスとじです(今作った造語)。 この文字をクリックして、画像を見る

本能寺無残(さぶ 1974年11月号)という作品に出逢ってしまった…

こんにちは、メガネです。もういくつ寝ると、4月がやってきますよ…。創作も調べ物も今年に入って停滞していますが、ブログを見に来てくれた方、ありがとうございます。 さて、さぶをあさるのが最近の趣味で(どういう…)、1974年11月号のさぶに本能寺無残(…