メガネの備忘録

文豪の人間関係にときめいたり、男色文化を調べたり、古典の美少年を探したりまったりワーク。あくまで素人が備忘録で運用してるブログなので、独断と偏見に満ちており、読んだ人と解釈などが異なると責任持てませんので、転載はご遠慮ください

ヴァニラ画廊さんで、2022年1月に、石原豪人・林月光展があるようです(予定)

知ったのはこのツイート

情報ありがとうございます!

ポスターによると、 2021年10月2日~17日に、ヴァニラ画廊(東京・銀座)で石原豪人林月光展があるようです。
ヴァニラ画廊さんに問い合わせたところ、ヴォリュームのある画集の刊行や、複製画の販売など予定されているそうなので、
タコシェの月光秘宝館を逃された方にはビックチャンスなのではないでしょうか。
(JUNEや林月光成分多いといいなぁ)

 

 

2021年9月22日追記

非常事態宣言などで、現在開催未定。

決まったらヴァニラ画廊様のツイッターなどで告知とのこと

 

2021年9月25日追記

2022年1月に会期伸びました!

雑誌さぶ 1976年12月号 林月光(石原豪人) 月光仮面劇場 蟻地獄

さぶにも、アラブ王モノってあるんだ…。とびっくりした作品です 

 

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国立国会図書館

 

雑誌さぶ 1976年7月号 林月光(石原豪人) 月光仮面劇場 性春

 偶然出会った男に、演技指導されてその道の人になる話、でしょうか。うーん、説明が難しいので、本文を見てください

 

 

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国立国会図書館

 

 

雑誌さぶ 1976年06月号  林月光(石原豪人) 月光仮面劇場 球友

このお話は、高校野球の球児とその練習場のちかくで鍼灸院をしている男の話。
男にはお気に入りの球児がいますが、いたすのは甲子園に出場できたらと、願掛けで球児のほうが行為を拒みます。
しかしこの球児、同室のほかの球児と同衾するほど仲が良く(それを天井から見ている鍼灸師の男は屋根裏の散歩者気取りなのだろうか…)
嫉妬して、恋敵の球児のほうに誤った施術をしますが、結果は甲子園出場。
男は球児を抱くことができたのでした。 

 

 

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国立国会図書館蔵)

 

 

 

 

【お能に出てくる美少年を知るシリーズ第15回】「自然居士」のご紹介

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こんにちは、メガネです。
能のブロマンスは「松虫」だけかと思っていましたが、そんなことはないと調べるたびに痛感します。
さて今日ご紹介するのは、自然居士。あれ、あの話、少女では…? と思う方、ちょっとお話聞いてください。 

あらすじ

都で名高い青年僧・自然居士の説法の場に現れた、一人の少女(少年)。彼女(彼)は一枚の小袖を居士に捧げ、父母の回向を願います。
しかしそのとき、二人組の男が現れ、少女(少年)を連れ去ってしまう。実は彼女(彼)は、この小袖と引き換えに男たちに身を売ったのでした。

居士は少女(少年)を救うべく、男たちを追いかけてゆきます。やがて琵琶湖岸で追いついた彼は、漕ぎ出した男たちの船に乗り移ると、少女(少年)を返せと迫ります。説法の名手である居士の舌鋒に、少女(少年)の返還を余儀なくされた男たちは、交換条件として芸をして見せろと言う。居士は屈辱ながらも、少女(少年)のため、舞を舞い、簓を擦り、鞨鼓を打って芸を尽くします。やがて船は対岸に着き、居士は少女(少年)を伴って都へ帰るのでした。

美少年はどこ!?

あらすじを読んで、美少年はどこと思った方、いらっしゃいますよね。
実はこの演目、説法に現れた少女役、少年役になる場合があるのです。
親の回向のために入手した小袖と引き換えに身を売る少年、
身を売った先の男に連れ去らわれる少年、
都で名高い青年僧に助けられる少年、
一緒に都に帰る居士と少年。
想像しただけでちょっとブロマンス。
ありがとう、少女でも少年でもよい役でいてくれて。

若衆研の大竹先生の発表で自然居士が男色ものかも、
といわれていた理由が分かった気がします。


なお、下記のサイトを記事の参考・引用に、使わせていただきました
ありがとうございます。
【自然居士/the 能.com】
https://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_074.html

【自然居士 | 銕仙会 能楽事典】
http://www.tessen.org/dictionary/explain/jinenkoji