こんにちは、メガネです。
男色文献の師匠と呼びたいO氏に泉涓太郎氏の作品がいいですよと聞き、「るさんちまん 3号」という雑誌に掲載のあった「紫縮緬のもえる町」という作品を読んだらその爛熟した果実ような耽美な言葉選びと吸いこまれるような文章表現にクリティカルヒットをうけ、泉氏が書いたほかの作品も読みたいけれど、掲載誌が現存していないと嘆いたら、ツイッター(現X)で雑誌を所持していた山中剛史先生から雑誌の複写をいただき(誠にありがとうございます!)、自分だけで抱えているのなんなので、今度の文学フリマ東京39(2024/12/1)で配布することにしました(ここで一息。ながい)。
今は、文字起こし校正を終わらせて、印刷待ちです。まーたぶん、刷り上がったらまたミス見つけるかもですが。
ではでは、気になる内容を紹介します。
泉涓太郎氏は、「蠍」「鬱金帳」「象徴」に作品を残していて、今回は、「蠍」より「化け猫の話」「巻煙草」を、「鬱金帳」より「時計の街」「気ちがひになつた世之助」「紫縮緬のもえる町」「首」を収録しました。とりあえず各作品の序のあたりを以下に載せます。
化け猫の話
巻煙草
時計の街
気ちがひになつた世之助
―Un Fantastique
紫縮緬のもえる町
首
こんな感じです。
どうぞおたのしみに!