メガネの備忘録

文豪の人間関係にときめいたり、男色文化を調べたり、古典の美少年を探したりまったりワーク。あくまで素人が備忘録で運用してるブログなので、独断と偏見に満ちており、読んだ人と解釈などが異なると責任持てませんので、転載はご遠慮ください

2021-01-01から1年間の記事一覧

神谷敬里(栗本薫)JUNE1984年1月号「ある同性愛者の告白」石原豪人挿絵

神谷敬里(栗本薫)JUNE1984年1月号「ある同性愛者の告白」石原豪人挿絵です

JUNE 神谷敬里(栗本薫)「稚児」 石原豪人氏による挿絵

JUNE 神谷敬里(栗本薫)「稚児」 石原豪人氏による挿絵です。まとめて3号分どうぞ。(しかし鷹彦さんの設定は何なのだ…魔王か)

神谷敬理「稚児」 JUNE1979年6月号 石原豪人挿絵

神谷敬理「稚児」 JUNE1979年6月号 石原豪人挿絵です なお、掲載小説は以下の電子書籍で読めます(挿絵はないかな…) 栗本薫・中島梓傑作電子全集12 [終わりのないラブソング II] 作者:栗本薫,中島梓 小学館 Amazon

神谷敬理「稚児」 JUNE1979年5月号 石原豪人挿絵

神谷敬理「稚児」 JUNE1979年5月号 石原豪人挿絵です なお、掲載小説は以下の電子書籍で読めます(挿絵はないかな…) 栗本薫・中島梓傑作電子全集12 [終わりのないラブソング II] 作者:栗本薫,中島梓 小学館 Amazon

神谷敬里「松虫」 JUNE 1979年8月号 石原豪人 挿絵

神谷敬里「松虫」 JUNE 1979年8月号 石原豪人 挿絵です なお、掲載小説は以下の電子書籍で読めます(挿絵はないかな…) 栗本薫・中島梓傑作電子全集12 [終わりのないラブソング II] 作者:栗本薫,中島梓 小学館 Amazon

季刊男色 能

はじめに 初めて能の物語が美しいと思ったのは、能「松虫」を引用した小説『夜の声 冥々たり/鷹守諌也/新書館ディアプラス文庫』を読んだ時だ。彼岸の青年に思いを寄せ、此岸を捨ててしまう青年の物語で、その物語の静かな美しさがとても魅力的な作品だった…

中田道元「屈折した幸福」覚書

林月光の絵の収集で、たくさんの女装男子絵を見せてくれた中田道元「屈折した幸福」に少し触れておきます。掲載誌は、アント商事の女装交流誌 くいーん(Queen)通号 48号 (1988.6)~通号 61号(1990.8)。すでに休刊となっていて、入手は結構困難です。国…

綿貫六助「小松林③」『霊肉を凝視めて』より 

三 茶屋の世話やきで疲れたおたつと、船から歸つてきた倉吉が、本家のどさくさしてゐる孫子から離れて、二人でゆつくり骨を休める所が、この林の家なのである。 それは、小さなかやぶきのまツ四角な平屋であつた。小松の繁つてゐる小高い岡の上にあるので松…

中田道元「屈折した幸福」の林月光の描く女装男子

女装交流誌QUEENに連載された中田道元「屈折した幸福」の挿絵が、林月光氏で、なんとも官能的な女装男子を描いていらっしゃるので、ツイッターにも上げましたが備忘録的に載せます。ありがとう国立国会図書館様(かなり官能的な絵が多いので、トリミングして…

綿貫六助「小松林②」『霊肉を凝視めて』より 

ニ 夕暗のなかをたどつてきた哲二の眼には、吊り洋燈の黃色い光が、軒に斜に立て掛けてあるよしずのわきから、まばゆくばつとさしてきた。と、倉吉のなつかしい橫顏が、くつきりと彼の眼に映つた。彼は、店には入るのをことさらためらつてゐた。悅しさに踊る…

綿貫六助「小松林①」『霊肉を凝視めて』より 

この一篇を私の最愛なる老漁夫の靈前に捧げる。 一 哲二は、變人なので、將校仲間からも組外れにされてゐた。 日曜や祭日には、ほかの將校たちは、上官を訪問したり、倶樂部や集會所あたりで、酒を飲んだり、玉突きなどをしているのであるが、哲二は同瞭など…

近代文学BL小説がおもしろい「鮎と蜉蝣の時」「草の花」のご紹介

どうも、メガネです。稚児の調査をあらかた終えたので、今は近代小説の中にBL(ゲイ)作品がないか探しているところです。ツイッターでなるみさんなどと知り合い(なるみさんは川端康成の「少年」についての考察が深く、興味深いブログ記事をたくさん書いてお…

BLソムリエお兄さん(1)(2)感想のようなもの

pixivコミックで見かけたBLソムリエお兄さん。匂わせBL四天王というものをあげていて、どの作品だろうと悩んでいたら昨日「こころ、山月記、高瀬舟、少年の日の思い出」であると回答をいただきました。なぜそれを選んだのか気になり、さっそくkindleで購入。…

山崎俊夫「弓の歌」の感想のようなもの

こんにちは! 急に気温が下がって世の中の皆様が風邪をひかないか心配になるメガネです。令和ちゃん、気温調節にもうちょっと慎重になってね! さて、調べものもひと段落。季節も秋ということで、読書でもするかと買ったまま放置していた(好きな話だけかい…

稚児の日常について

稚児のに日常について、調べていて自分の中で決着ついたんですが、調べる過程で、秋夜長物語などの稚児と僧侶の恋物語でなく、普通に稚児を扱った説話を見つけたのでご紹介しときます。 きのふはけふの物語 全訳注 (講談社学術文庫) 作者:宮尾 與男 講談社 A…

元禄褌考について

BL

昔、雑誌「さぶ」に掲載された「元禄褌考」なる小説の挿絵を描かせていただいた時「我輩は褌である。名前はない。長さは六尺。生地は木綿。」という褌一人称の褌主人公シンデレラストーリーという内容にクラクラした覚えがある。 — 大竹直子 (@naokoohtake69…

夏目漱石・坊っちゃんは男色だった!? 石原豪人氏の読み込みが面白い「謎とき・坊っちゃん」を読む その2

こんにちは。メガネです。夏から『季刊男色』という冊子を編んでいましたが、3冊目の「稚児の生態」で一度休憩し、ブログの更新も頑張っていこうと思います。 さて、私はイラストレーターの石原豪人氏が好きなのですが、絵だけでなく文章や発想も大好きです…

鬼夜叉君(のちの世阿弥)の成長がまぶしい『ワールドイズダンシング1巻』感想

稚児についての調査が小休止しているメガネです。さて、中世の文化に今ずぶずぶなんですが、そのきっかけを作ったのが「能」のあらすじを調べることでした。 で、「能」について調べるうちに、観阿弥・世阿弥に必ずたどり着くわけですしかも世阿弥は足利義満…

行儀見習いの稚児について

貴族などの上稚児、行儀見習いの中稚児、人さらいから寺に売られた下稚児のソースが見つからなくて悶々としていたんですが、上中下のソースはわからないまでも、行儀見習いの稚児以下が、僧侶の性的対象になって居たっぽい記述を『日本における男色の研究』 …

軍隊と男色がkindle化していた…

BL

どうも、メガネです。稚児の生活について調べているんですが、資料がそもそも和本の現代語訳から! とハードルが爆上がりです。なので、9月は資料収集期間にしようと思います。まとまるのは冬でしょうか。先が長いですが、自分なりのゴール見つけたいです。は…

稚児の眉毛

稚児は化粧をする事とされていた。そして、公家と侍(以下?)では眉の書き方が違っていた。蹇驢嘶餘より、眉の形を見てみる

稚児の身分

鎌倉時代に成立した古今著聞集によると、御室(仁和寺)に「寵童」「上童」と呼ばれる「兒(ちご)」がいた。 当時の寺内の階級は、公達−童形−房官ー修学者(学問僧)−侍で、「童形」つまり、稚児は公達に次ぐ地位にあった。 また、稚児の中にも階級があり、…

稚児関係調べています

こんにちは。メガネです。軽い気持ちで、稚児関係調べていたら、深みにはまりまして、とりあえず室町期に成立した「稚児物語の稚児」については一応まとまったんですが、その際、稚児の階級など資料を集めきれなかった部分が多くあり、原稿あげてから第二の…

雑誌さぶ  1984年01月 林月光(石原豪人) 月光仮面劇場 紅顔涙あり

相撲ネタです この文字をクリックして、画像を見る 国立国会図書館蔵

萩尾望都に影響を与えた映画『寄宿舎~悲しみの天使』原作 特別な友情全訳を見つけました

暑中お見舞い申し上げます。メガネです。最近は『季刊 男色』「テーマ:能」や、春画の本を作ったりしてました。お申込みいただいた方には8月お届け予定です。きちんと作れているといいなぁ。さて、萩尾望都先生に影響を与えた映画『寄宿舎~悲しみの天使』…

雑誌さぶ  1983年10月 林月光(石原豪人) 月光仮面劇場 坊主狩り

坊主ネタでそう来るかと この文字をクリックして、画像を見る 国立国会図書館蔵

雑誌さぶ  1982年04月 林月光(石原豪人) 月光仮面劇場 赤線怪談

ロマンスグレーなおじさまスキの青年が、おじさまの過去話を聞いて興奮する話 この文字をクリックして、画像を見る 国立国会図書館蔵

室町時代の稚児物語を現代語訳されている方を見つけました!

稚児物語の古文は入手したのですが、なかなか解読まで行かず、翻刻が得意な方に依頼したりしていたんですが、本日、検索でこうせいさまのブログ「religionsloveの日記」をみつけまして!稚児物語の現代語訳たくさん載ってる―――! と歓喜しております。 神様あ…

雑誌さぶ  1980年02月 林月光(石原豪人) 月光仮面劇場 潮騒

映画見に行ったらすごい内容の映画だった話 この文字をクリックして、画像を見る 国立国会図書館蔵

雑誌さぶ  1980年01月 林月光(石原豪人) 月光仮面劇場 入社試験

社員試験におちる青年とその青年を支援する係長の話 この文字をクリックして、画像を見る 国立国会図書館蔵